落ち葉の焚き火
昨日のニュースで、富士山の景勝地である三保の松原で行われた
清掃活動の様子が流れていました。
海岸沿いにずっと続く松原では落ち葉が大量に出るので
富士山とその周辺の世界遺産登録をにらみ落ち葉拾いが行われたのだとか。
多くの人が集めた落ち葉はなん十袋にもなり山のように積み上げられていました。
これを見ていた母は「もったいない」とちょっぴり悲しそうでした。
母は松原が三保から続く隣町の折戸の生まれで
小さな頃から松葉の落ち葉拾いをしていたそうです。
落ち葉を集めて家のお風呂を焚いたり、かまどにくべていたそうです。
松の木は油を含んでいるので落ち葉もほとほとと良く燃え、
特に松ぼっくりは火力が強いのだそうです。
なるほど、『ゴミ』として集められた松葉はふかふかとして良く燃えそうで
焚き火は良い匂いがしそうです。
もし山の中だったら、
落ち葉は自然のサイクルの中で大切な役割を果たしていたでしょう。
人が植えて人が管理している並木も
彼らの生きるサイクルで葉を落としたり冬の準備をしています。
母の子供の頃は松葉をそんなふうに利用していたとは初めて聞きました。
今だって、ゴミではなく自然からの恵みとして
受け取れたらいいのに、と思いました。
<イワ>
三保の松原デハナク10日に登った新城市の鳳来寺山の紅葉です。
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