熊楠君は言ったのさ

ecoshopgirls

2012年08月24日 11:31

歩く百科事典、その思想は
南方曼荼羅ともいわれた南方熊楠(1867~1941)

明治の時代に海外に飛び出し、宇宙も含め広い世界に眼を向けながら、
粘菌や昆虫(害虫も含めて)など微小なものを徹底して観察した熊楠は言っています。

「世界に不要なものなし」

神社合祀の反対運動を展開していた時には

「生物はお互いに繋がっており、
 目に見えない部分で生命は結ばれている」
 と訴えています。


日本人は自然の中に八百万の神を見ていたし、
人は昔から自然と共生して自分もその一部として生きている感覚はあったと思うけど
熊楠が論戦を張っていた当時は誰も、
「生態系」(エコロジーはもともと生態系の訳語)という概念すら持ってなかったし、
彼の言ってることは世間的には、なんじゃ?ハア?って感じだったと思う。

それでも訴え続けて、
後に熊野古道が世界遺産に指定される発端になったとも言われています。

(静岡県庁前の楠木など。那智大社境内には800年を超える楠木の巨木も)
<イワ>



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